経理とは、経営を管理すること。日々の経理業務をはじめ、月次決算書の作成、そして年に1度の決算書の作成が主な業務であり、会社の財務状況を明確にする、会社にとって重要な業務です。

経理の仕事は専門性が高く、簿記等の資格や法律に関する知識が必要になる場面もありますが、会社によって経理の業務内容は異なります。

例えばグローバル展開をしている、もしくは考えている企業であれば、国際的な会計基準への理解度と英語が求められるでしょう。また他部署との関わりが深い会社であれば、コミュニケーション能力も必要かもしれません。

自社にはどんな経理人材が必要なのかをしっかり見極めることが重要です。

今回はどんな人を採用したらよいのか、中途採用を成功させるための4つのポイントを解説します。

求める採用条件

先述のとおり、自社にはどんな経理人材が必要なのかをしっかり見極めることが大切です。

ここからは求める人材を採用するために、「資格」「スキル」「キャリア」「資質」の4つのポイントに注目し、どんな点に注目すべきかを解説します。

【1】資格

経理には資格が必須というわけではありません。資格はないけれど経験がある優秀な人材もいます。しかし採用を判断するうえで、資格をひとつの判断材料にすることは重要です。

具体的にどんな資格があるとよいのでしょうか。

まず経理業務を任せるのであれば、日商簿記2級以上を持っていることが望ましいです。

3級は初歩的な基礎レベルのため、できれば2級以上の人を採用しましょう。

1級は合格率は平均8~10%程度という難易度の高いもの。1級の保持者は、簿記に精通している人材です。

そのほかにも、経理に役立つ資格はいろいろありますが、日商簿記に比べ、少し専門的な知識となることも。

例えば「ビジネス会計検定」は、財務諸表を読み解く力や分析する力の指標となるもの。ビジネス会計検定を保有していても経理の実務ができるとは限りません。

「給与計算実務能力検定」は給与計算業務に特化した資格。給与や賞与、年末調整など給与計算に関する知識をマスターできますが、給与計算以外の経理の知識はありません。

上記のどちらも、日商簿記2級以上にプラスして持っているといい資格です。

グローバル展開を考えているなら、世界共通会計基準をもとにしたBATIC(国際会計検定)を判断基準とするのもいいでしょう。

自社にはどんな資格を持った人材が必要かをしっかり見極めてください。

【2】スキル

スキルに関しては、会社によっても求めるものが異なるでしょう。導入している会計ソフトやシステムも違うため、自社に必要なスキルがどんなものなのかを把握しておく必要があります。

例えば以下のようなスキルがあるとよいでしょう。

  • 簿記の知識
  • パソコンソフトのスキル
  • 資産や税務に関するスキル

簿記の知識は、先述の日商簿記2級以上を取得していることが望ましく、もし保有していないなら最低でも実務経験は必要です。

パソコンソフトのスキルは、「日商PC」や「MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)」などのパソコン資格を持っているとよいでしょう。パソコン初心者は採用すべきではありません。

そのほかにも、経理は資産や税務に関することも扱うため、そういったスキルや知識がある人も会社にとって財産となり得ます。

【3】キャリア

実務経験は重要な要素です。

資格はなくとも、長年経理職についている人も大勢おり、その才能を発揮している人は山ほどいます。

業務によっては実務経験がないと活躍することが難しい場合も。

資格と実務経験のどちらも併せ持つ人がいいでしょう。

しかし実務経験とひとことで言っても、先述のとおり企業によって経理の業務内容は異なります。

同じ経理でも企業規模や事業によって業務内容が変わってくるので、自社で活かせる経験があるかを確認しましょう。

【4】資質

もしかすると、これが一番大切な要素かもしれません。

どんな職業でも向き不向きがあります。経理は数字に強く集中力が高い人、忍耐力を持って黙々とこなすことができる人、几帳面なタイプが経理に向いている人です。

また経理は意外と他部署との関わりがある部署。コミュニケーション能力も必要です。

まとめ

  • 経理業務は、日商簿記2級以上を持っていることが望ましい
  • パソコンソフトのスキルは必須
  • 実務経験は重要な要素
  • 数字に強い、集中力がある、コミュニケーション能力が高い人である

経理は会社にとって大切な業務です。

資格はなくてもできますが、資格も実務経験もない人を中途採用するのはリスクしかありません。

優秀な人材を採用するためにも、今回紹介した4つのポイントをチェックしましょう。

しかし「優秀な経理人材がなかなか見つからない」という声も多いです。そんな時は経理のアウトソーシングを検討してみてはいかがでしょうか。

経理のアウトソーシングについては、こちらの記事をご覧ください。

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広報坂口

広報坂口

データ・ファー・イースト社 広報部